夜明けの街、真夜中の瞳




この「街」は、鉛色の壁で覆われている。


「街」に住む陸は、ある夜不思議な少年観月に出会う。

飄々とした、どこか浮世離れした彼との交流の中で、日常の歪さに気づく。


どうして、私たちは閉じ込められているのだろう。


謎の多い「街」を舞台にした、子どもたちの話。